コンピュータで製図をするCAD!導入する利点とは!?


効率的に直線が引ける

コンピュータで製図ができるCADを導入すると、作業効率が高くなる可能性があります。製図は直線を多用するため、紙と鉛筆を使用する場合は定規が欠かせません。そして、定規を置いてから線を引くという2ステップが必要となります。それに対してCADだと、マウスやパソコン対応のペンなどを使用して、始点と終点を指定するだけですぐに直線が引けます。同じ線を複数本引く場合は、その作業を繰り返すだけで問題ありません。したがって、定規を丁寧に添える必要がなく、その分の時間を短縮できます。さらに、製図では間違った部分に線を引くというのはよくあることです。紙だとそれを消しゴムで消していく必要がありますが、CADだとショートカットキーを使用して一瞬でなかったことにできます。

製図の精度が高くなる

手書きで製図をする場合、作業をする人によって精度にバラつきが出やすいです。個人で異なる筆圧によって図面に濃淡が出て全体が把握しにくかったり、添えてある数字や文字を読み取るのに時間がかかったりすることは珍しくありません。さらに、フリーハンドでしか実現できない曲線を用いる場合、いびつな図面になりがちです。そんな手書きと比べて、CADは精度が安定しやすいです。線や文字はコンピュータやCADソフトに入っているものを使用するため、とても見やすいです。また曲線を書く際には、色々と微調整をしたり、計算式を用いたりすることで、安定した仕上がりにできます。何かの設計図を作る場合は、実物に近い比率で製図を仕上げることも不可能ではありません。

水道CADは、トイレや風呂場、排水溝などの設置や改修工事を専門としている工務店を中心に普及が進んでいます。